公開日: 不用品回収
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不用品回収と廃品回収の違いとは?危険な無料廃品回収業者の実態や違法性、注意点をプロが徹底解説

不用品回収と廃品回収の違いとは?危険な無料廃品回収業者の実態や違法性、注意点をプロが徹底解説

掃除や片付け、引っ越しなどの際に不用品回収や粗大ゴミの処分をしたいと思った経験はありませんか?よく「無料廃品回収」などといった看板をかかげたトラックを目にしますが、実はそれらは違法性のある業者の可能性があります。

また、不用品回収と廃品回収の違いをよく知らない方も多いはずです。そこで今回は不用品回収と廃品回収の違い、利用しない方が良い無料廃品回収の実態などを、業界歴20年以上のナクスル代表「早川博人」が解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

代表 早川博人

このようなお悩みがある方にオススメの記事です

  1. 不用品回収や粗大ゴミを処分してくれる業者選びに迷っている方
  2. 不用品回収で無料廃品回収業者を検討している方
  3. 不用品と廃品の違いが分からず粗大ゴミを処分できない方

無料廃品回収なのになぜかお金を請求された!?

無料廃品回収なのになぜかお金を請求された!?

引用元:ロケットニュース24

今回、ロケットニュース24にて、無料廃品回収に関する興味深い記事を見つけたので、まずはそちらから紹介します。無料廃品回収を依頼しようとした男性が、料金を請求されそうになった話で概要は以下の通りです。

「ロケットニュース24」のポイントまとめ

  1. 「無料廃品回収」の声を聞いてファックスの回収を依頼
  2. 古いからという理由でなぜか処分代を請求される
  3. 怪しさを感じたため断ってファックスを持ち帰った

本記事の内容は、「「すべて無料でひきとります」の廃品回収車が来たので古いファックス持ってったら「処分代もらうよ」とか言われてマジびびった」というお話です。

ある男性が自宅でくつろいでいると、外から「いらなくなったものを全て無料で引き取ります」などといった声が聞こえてきました。男性は処分に困っていた古いファックスを持ってトラックにかけよります。

男性は運転手に引き取りを依頼。トラックの運転手は男性の持っていたファックスを見るなり「これは古いからお金がかかるよ」と衝撃の一言を放ち、なぜか5,000円を請求されてしまいました。

話を聞いてみると、回収は無料だけど処分費用が別途でかかるとのこと。男性は重いファックスを抱えながら運転手に断りをいれ、自宅までファックスを持って帰ったそうです。

今回のニュースではファックス1台だったため断れましたが、大型の家具をトラックに積み込んでから請求されるケースもあります。積んだ荷物をおろすわけにもいかず、高額の処分代を払ってしまう年配の方も多いようです。

このようなトラブルに巻き込まれないためにも、本記事を参考に正しい処分方法を選んでください。

教えて!そもそも廃品回収とは?不用品回収との違いも

教えて!そもそも廃品回収とは?不用品回収との違いも

廃品回収と不用品回収は同じだと思われがちですが、実は明確な違いがあります。まずは廃品回収と不用品回収、それぞれの違いと回収対象になるものを詳しく見ていきましょう。

廃品回収とは?

廃品回収とは主にリサイクルできるものを回収することを指します。例えば学校などで牛乳パックや古新聞、空き瓶などを回収した経験はありませんか?廃品回収は基本的に再生を目的としているため、対象物がリサイクルできるものに限られます。

リサイクルできないような壊れた家具や家電、大型のものは廃品回収してもらえない場合が多いです。明確な決まりはないものの「リサイクルして再利用できる」もの、つまりは回収したあとにお金になるかどうかが基準となります。

古新聞や牛乳パックなどは再生紙としてリサイクルされ、空き瓶はカレットと呼ばれる粉々の状態にしてから溶かして再度成形します。廃品回収は資源をリサイクルすることで無駄にせず使えるため、対象のものは廃品として出しましょう。

不用品回収と廃品回収の違いって?

廃品回収がリサイクルできるものを中心に扱う一方で、不用品回収は「不用なもの」を回収することを指します。つまり、所有者本人が不用なものと思っていれば不用品回収の対象です。

不用品回収はリサイクルができるかどうかは関係ないため、基本的には廃品回収の対象となるものも不用品として回収してくれます。家具や家電など大型の粗大ゴミをはじめ、一般家庭などで出るゴミなども回収対象です。

ちなみに、不用品を含む廃棄物には産業廃棄物と一般廃棄物があり、不用品回収も廃品回収もほとんどが一般廃棄物を扱うものです。産業廃棄物は事業によって出た廃棄物の中でも廃棄物処理法で定められた20種類のみを指し、そのほかのものは一般廃棄物となります。

間違えずに処分しよう!不用品回収と廃品回収の回収対象を解説

間違えずに処分しよう!不用品回収と廃品回収の回収対象を解説

不用品回収と廃品回収の違いが分かったところで、次はそれぞれ回収対象となるものを紹介します。

廃品回収の回収対象

廃品回収の対象となるのは、以下のようなリサイクルができるものです。

  1. 古新聞や古雑誌、段ボールなどの紙製品
  2. アルミ缶やスチール缶
  3. 空き瓶
  4. 洗った牛乳パック
  5. 使用可能な家電類
  6. 洋服などの古布

回収対象のものを見ても分かるように、廃品回収はリサイクル可能なものが対象となります。段ボールや古新聞、古雑誌などは汚れていないものが回収対象です。また、牛乳パックなどはキレイに洗って乾かしておく必要があります。

家電に関してはまだ使えるもののみが対象となり、壊れているものや使えないほど古い家電は回収してくれません。

不用品回収の回収対象

不用品回収の対象となるのは廃品を含む不用品で、以下のようなものです。

  1. 廃品
  2. 家具や家電
  3. 家庭で出る一般的なゴミ

廃品以外にも家庭や会社などで出るようなゴミや不用品はほとんど回収してもらえます。細かな回収対象については業者ごとに異なるため、心配な場合には事前に問い合わせておくのがおすすめです。

家電に関しては特定の4品目のみ「家電リサイクル法」により、リサイクル料金がかかります。不用品回収業者においては料金内に含めているケースが多いですが、回収を依頼する場合にはあらかじめ確認しておきましょう。

家電リサイクル法に該当するのはエアコン・テレビ・冷蔵庫&冷凍庫・洗濯機の4品目です。再利用できるものに関してはリサイクル料がかからず、引き取りもしくは買取扱いとなります。

これって違法行為?街で流れる「無料廃品回収します」の結末

これって違法行為?街で流れる「無料廃品回収します」の結末

街でよく「無料廃品回収します」などいった広告や宣伝を見かけませんか?実は無料の廃品回収は違法である可能性が高いです。以下で詳しい理由や、回収された廃品の行方について紹介します。

無料廃品回収を行っている業者は自治体より許可・取得せずに廃品を処分している場合が多いです。正しい方法で処分やリサイクルがされず、不法投棄や不法輸出されると依頼者も罪に問われてしまいます。

不用品や廃品をトラックに積み込んだあと、「処分費用」などの名目で追加料金を取られるケースも多いです。いずれにしても違法であることに変わりはないため、「無料」の言葉に騙されないようにしましょう。

それでは、なぜ無料廃品回収業者が違法なのか、産業廃棄物と一般廃棄物の違いを表でチェックしながら解説します。

廃棄物 産業廃棄物 特定管理産業廃棄物
一般廃棄物 事業系一般廃棄物
家庭系一般廃棄物
特別管理一般廃棄物

廃棄物には以上のような区分けがあり、それぞれ処分方法などが異なります。廃棄物は大きく産業廃棄物と一般廃棄物に分けられ、産業廃棄物は事業活動で出た特定の20種類の廃棄物のみを指します。

特定管理産業廃棄物は産業廃棄物の中でも、毒性のあるものや感染性のあるものなど特に危険性の高い廃棄物のことです。一般廃棄物は事業活動以外から出る廃棄物で、一般家庭から出るようなゴミなどは家庭系一般廃棄物に該当します。

簡単にいえば産業廃棄物は事業活動によって出る廃棄物、一般廃棄物はそれ以外のものです。産業廃棄物と一般廃棄物の処理にはそれぞれ許可が必要となり、不用品回収では一般廃棄物を主に取り扱っています。

例えば不用品を回収してリユースできるものと一般廃棄物を仕分けし、一般廃棄物は許可を取得している一般廃棄物収集運搬業者に委託している場合は合法です。ただし、古物と取り扱う際には「古物営業許可」が必要となります。

無料廃品回収の場合には回収したものの中から使えるものを売り、いらないものは適当に捨てているケースが非常に多いです。回収した廃棄物は決められた方法で処理する必要があり、適当に捨てている場合は違法となります。

【豆知識】不用品回収と廃品回収を業者へ依頼する前に

【豆知識】不用品回収と廃品回収を業者へ依頼する前に

無料廃品回収には違法が多いと分かったところで、次は優良業者の見極め方を紹介します。違法の業者に引っかからないためにも、以下のようなポイントを押さえて業者選びをしてみてください。

優良な不用品回収業者の見極め方①|無料で見積りをしてくれる

不用品の回収には事前の見積りが必須となりますが、無料で見積りをしてくれる業者を選ぶようにしましょう。見積り自体にお金がかかるケースはあまりありませんが、見積り後にキャンセルをするとキャンセル料がかかる場合もあります。

見積りが高かったとしても、キャンセル料がかかると高額なキャンセル料を払うのがもったいないからと依頼してしまう方も多いです。そのため、見積りとあわせてキャンセルも無料かどうかしっかり確認しておいてください。

見積りは基本的に訪問して実際の不用品をチェックして行いますが、中にはメール等で簡易査定してくれるところもあります。簡易査定をしてくれる業者の場合、立ち会いの見積りをせずにおおよその金額が分かって便利です。

夜遅くまで対応しているところなら、仕事で忙しい方でも気軽に利用しやすいでしょう。メールやLINEでの査定なら24時間対応している業者もあるので、日中に時間が取れなくても安心して依頼できます。

優良な不用品回収業者の見極め方②|料金形態が分かりやすい

料金形態が分かりやすい

不用品の回収には必ず費用がかかりますが、料金形態が明確なところは安心して依頼しやすいです。例えば回収する品物ごとの金額が決まっていたり、パック料金など定額のプランがあったりすると分かりやすいでしょう。

テレビ1台で2,000円、エアコンなら5,000円などの記載があると見積り前に金額の目安が分かります。料金形態は業者によって異なりますが、明確な金額を提示している業者の方が安心です。

また、見積り後の追加料金が発生しないかどうかもしっかり確認しておきましょう。いくら見積り金額が安くても、「階段からおろすのにプラス1万円」などといった追加料金をとる業者も少なくありません。

最初の見積りの段階でそれ以上の金額がかからないか、追加料金が発生する場合には詳しい内訳などを確認しておきましょう。業者によっては回収できないものがある可能性もあるため、あわせて確認しておくのがおすすめです。

支払いに関しては作業後の後払いの業者を選ぶようにしましょう。前払いの場合には支払いをしたのにしっかり作業してもらえないなどといったトラブルに繋がるため、作業後の支払いの方が安心して依頼できます。

優良な不用品回収業者の見極め方③|回収できる品目が多い

回収できる品目が多い

不用品回収業者によっては特定のものしか回収してくれない場合もあります。部屋の不用品を一気に片付けたいときには、幅広い品物を回収してくれる業者を選ぶのがおすすめです。

例えばリユースやリサイクルができる家具や家電だけでなく、ゴミになってしまうようなものもまとめて回収してくれる業者もあります。このような業者の場合には仕分けまで行って回収し、しっかり処理してくれるので安心して任せられます。

まだ使えるものからもう使えないようなものまでまとめて回収してもらいたいのであれば、回収可能なものの種類が多い業者を選んでみてください。

また、女性の場合や重い荷物がある場合には部屋からの運び出しまで行ってくれるかどうかもあわせて確認しておきましょう。業者によっては玄関先まで不用品を運ぶ必要があり、回収の際に時間がかかってしまいます。

運び出しから分別、回収まで全て一括で行ってくれる業者なら依頼者の手間はほとんどかかりません。立ち合いをするだけで大丈夫なので、荷物が多くても気軽に利用できます。

優良な不用品回収業者の見極め方④|会社の実態があり実績や口コミを掲載している

会社の実態があり実績や口コミを掲載している

業者探しの際にホームページをチェックする方も多いですが、ページ内に実績や口コミが掲載されているか確認してみてください。優良な業者ならこれまでの実績や、実際にサービスを利用した方の口コミを掲載している場合が多いです。

実績や口コミの内容も確認し、スタッフの対応や実際の料金などを見てみるのも良いでしょう。言葉だけでなく、作業前後の写真を掲載していると信頼度がより高くなります。また、実際に働くスタッフの紹介をしている業者もおすすめです。

会社の実態がしっかりしているかどうかも重要なポイントとなります。街によくいる無料廃品回収業者は実態がない場合が多く、会社の名前や住所などがハッキリしないケースが多いです。

不用品回収業者を探すときは、ホームページなどを確認して会社の住所や電話番号などが書いてあるか確認してみてください。実態のない業者は違法である可能性が高く、おすすめできません。

電話番号は携帯のものではなく、市外局番のものやフリーダイヤルの電話番号が書いてある方が信頼できます。携帯番号の場合は個人に繋がる電話のため、会社の電話番号とはいえないでしょう。

優良な不用品回収業者の見極め方⑤|依頼者の予定に合わせて回収してくれる

依頼者の予定に合わせて回収してくれる

不用品回収は引っ越しなどのタイミングで行う方が多く、依頼者の予定に合わせてくれる業者は特におすすめです。即日対応してくれたり、夜間でも作業してくれたりする企業は信頼度が高く、忙しい方でも依頼しやすいでしょう。

24時間見積りをしてくれる、早朝や夜間など依頼者の都合に合わせてくれるなどといった特徴のある業者は優良である可能性が高いです。引っ越しをするから早急に対応してほしいときなどは、即日対応してくれる業者を選びましょう。

中には申込みから見積り、回収まで即日で対応してくれる業者もあります。即日対応可能だからといって高額な料金を請求されるケースもあるので、早く回収してもらいたい場合でも必ず見積りをお願いしましょう。

安心してリーズナブルにお任せできる不用品回収・粗大ゴミ処分なら地域密着型で実績のあるナクスルへ

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不用品回収業者は数多くあるものの、中には違法な業者もたくさんいます。安心して不用品回収や粗大ゴミの処分を依頼したいなら、地域密着型でリーズナブルな価格が魅力のナクスルにお問い合わせください。

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不用品の回収はもちろん買取も行っており、よりリーズナブルな価格での対応も可能です。詳しい訪問見積りを含む見積りは完全無料で、キャンセル料もありません。訪問見積りだけでなくLINE、メールなどでの見積りも24時間行っています。

さらにナクスルでは、不用品の回収だけでなく遺品整理やゴミ屋敷の片付けにも対応。法人様の引っ越しで出た不用品や廃棄物の回収もさせていただいております。不用品や粗大ゴミの処分でお困りの方は、ぜひ「ナクスル」までお問い合わせください。